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関節リウマチの後遺症

 関節リウマチは骨・軟骨・靱帯が傷んだ不可逆性(いわゆる元の形に戻らない)の関節破壊に至るため、疼痛や可動域制限、変形といった後遺症をもたらします。
 従って、現在のリウマチ医学では関節リウマチが進行する前に早期に治療を開始して、関節破壊がもたらされることを防ぐことが肝要です。そして、血液検査で炎症反応がほとんど正常であり、疼痛や腫脹がなく日常生活が支障なく送れる寛解かんかいといわれる状態に到達すること、そしてこれを維持することをめざすリウマチ医療が求められています。

 これによって関節の変形・疼痛・可動域制限によって生じる日常生活の障がいといった後遺症を未然に防ぐことが可能となると考えられています。また、もしこれらの障がいに陥ったとしても、筋力低下や可動域制限を防ぐ運動療法や作業療法を早期に適切に行なうことにより、日常生活動作の制限を軽減することが可能です。

 一般的に、関節リウマチの患者は一般人に比べ生命予後が不良であると言われています。最近では早期に治療を開始して、早期に寛解といわれる状態を得てこれを持続することで以前より良好な生命予後が期待されています。

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