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胃ろうという選択、しない選択

  • 著者名:長尾和宏
  • ISBN:978-4-860008-616-9
  • 出版社名:セブン&アイ出版
  • 価格:1,500円(税抜き)
  • 発売日:2012年12月27日

 今や世界一の胃ろう大国と言われる日本。しかし、最近メディア等では「過剰な延命治療ではないか」という形で取りあげられることも多く、「胃ろう」に対する関心も広がりを見せています。
 胃ろうとは、口から食べられなくなったり嚥下機能が落ちてきた人に対して、胃に小さな穴を開け、管を通して栄養を与える人工栄養法のことです。いったん胃ろう栄養にすると簡単に中止はできません。中止は死に直結することが多いからです。
 しかも「胃ろうという選択」は、病院で、ある日突然求められることがほとんどです。
 著者は、外来診療と24時間体制での在宅診療で、約500人の人を在宅で看取った現役医師の長尾和宏氏。
 「胃ろうというのは優れた道具。でも使い方によっては幸せにも不幸にもなる。だから胃ろうを正しく理解し、上手に利用してほしい」と、長尾氏は言います。
 この本は、人に「どう生きるか」「何を優先させるか」という、人の生き方をも問いかけてきます。胃ろうの選択に直面している人はもちろん、今すぐには胃ろうに関係ない人も読んでおきたい一書です。

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