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フットケアをはじめよう

爪の役割とは

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 足爪は体を支えて安定させる役割があります。また歩く時には、足の指先が蹴りだす力を爪がうまく伝えています。つまり爪は、私たち人間の基本姿勢、立つ、歩くという基本動作の要として、力のバランスをとる役割を果たしているのです。

高齢になると爪はどうなっていくのでしょうか?

 高齢になると、全身が乾燥していくように爪もまた乾燥していきます。乾燥すると爪は硬く、厚くなります。また新陳代謝が悪くなるので、爪もあまり伸びなくなりますが、伸びないからといって切らないで放っておくとさらに切りにくくなり、割れやすくなります。

なぜフットケアは大事なの?

 こうした爪の変化により、身体のバランスも変わってきます。立ったり歩いたりするとき、足指がすべて地面に着いた状態が正常なのですが、指が地面に着かなくなるのです。特に小指の爪はもともと小さいものですが、切り過ぎてだんだんなくなってしまうこともよくあります。すると完全に小指は地面に着かなくなります。
 また爪が厚くなることで、足に力を入れにくくなったり、靴にあたって痛みが出たりする場合もあります。これらの症状が悪化すると、歩行が困難になり、転倒の危険も大きくなってきます。

 厚生労働省は、平成15(2003)年から介護予防事業として「足指・爪のケアに関する事業」(フットケア)を盛り込み、高齢者やその家族に足指や爪のケアの重要性と、適切なケアの方法を普及するとしています。国としてもフットケアの重要性が認識されてきています。

 手は日ごろよく目に入るので、異変があると気がつきやすいものです。しかし足に注意を払っている人はあまりいないのではないでしょうか。
 高齢者の足にもっと注意をしてみてください。歩き方が変わっていませんか?膝が痛くて歩けないのは、足裏のバランスが崩れたことや、爪の異常やタコが原因だったということもあります。足に注目すると隠れていた病気の発見にもつながるかもしれません。
 「立つ」、「歩く」という動作の要である足をいたわってあげましょう。
 フットケアの基本は、足の皮膚と爪を日頃から観察、チェックしておくことです。

足のチェックポイント

●足の色を見よう
 黒っぽい色をしている...チアノーゼを起こしていることも考えられます。(→内科を受診しましょう)

●足の温度はどうか
 冷たすぎる...血液の循環が悪くなっています。痛みを感じにくくなっていますので、異常を自覚しづらくなります。
 赤くほてっている...炎症が起きている可能性があります。見えないような小さな傷が原因で、足全体が腫れていることもあります。

●かかと
 ひび割れがある...足全体の角質が厚くなるような種類の水虫も考えられます。水虫といってもかゆみが少なく、季節的な変動も少ないので自覚がありません。(→皮膚科を受診しましょう)

●指と指の間
 皮がむけていてかゆい...水虫の可能性が大きいです。水虫は薬指と小指の間に最初にできます。(→皮膚科を受診しましょう)

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