MY介護の広場トップ >  一般のみなさま >  介護の知恵袋 >  高齢者の見え方・聞こえ方 >  高齢者の聞こえ方 >  2.高齢者に聞こえにくい音

2.高齢者に聞こえにくい音

 私たちの暮らしの中で、人の名前を聞き間違えないということはとても大切です。 また約束をした日にちや時間を間違えると人間関係にも影響します。

実際に高齢者に聞き取りにくい音は、パ行、タ行、カ行、そしてサ行と言われています。

音声波形図 高齢者に聞きにくい音図

 上の図は、音声波形と呼ばれるものです。音は空気の波ですので、その空気の波の様子を表した図です。波が大きければ音が大きく、小さければ音が小さいということを表しています。
 下の図は、高齢者に聞きにくい音を示したものです。赤い線が真ん中にあれば高齢者に聞きやすく、下に行けば聞こえない(聞き取りにくい)ということを表しています。「しゅ」「つ」「て」「す」「か」「ひ」「さ」「し」などが高齢者に聞き取りにくいということがわかります。

これらの様子を、声の「周波数」で見てみましょう。下の図は、サウンドスペクトログラムと呼ばれる、声に含まれる周波数成分を表した図です。縦軸は周波数で、上にいけばいくほど高い周波数となります。特に、その周波数成分のエネルギーが強い部分は赤で表されています。

サウンドスペクトログラム

 赤や黄色の、しま模様やまだら模様がありますが、これが声の周波数成分の変化で、この模様のパターンによって言葉が変わります。例えば、青丸で示された、「しゅ」「ひ」「さ」「し」などは、とても高い周波数に特徴的な模様が出ていいますね。こういった模様がきれいに見えていれば、聞き取りやすい言葉ということになります。
 模擬難聴の声をサウンドスペクトログラムで表示したのが下の図です。

模擬難聴の声サウンドスペクトログラム

 しま模様やまだら模様がなくなり、ただ塗りつぶしただけのようになっています。つまり、言葉がぼやけて、とても聞き取りづらいということです。また、高い周波数に特徴があった「しゅ」「ひ」「さ」「し」などは、ほとんど消えて、聞こえなくなってしまっています。

MY介護の広場トップ >  一般のみなさま >  介護の知恵袋 >  高齢者の見え方・聞こえ方 >  高齢者の聞こえ方 >  2.高齢者に聞こえにくい音