目の体けんコーナー
吉田 あこ(筑波技術大学名誉教授)
公開日:2016年1月
人間の目は、40
60歳をすぎると急げきに、
70歳代になると、見るものすべてが黄色いセロファンを通して見たようになってくる。これを「
また「白内しょう」という目の病気にかかることも多くなってくる。「白内しょう」になると、ものが白く、もやがかかっているように見えるんだ。
おとしよりの見え方を
体けんしてみよう!
おとしよりが「黄変化」や「白内しょう」になった時の見え方や、視力が弱くなった時の見え方を体けんしてみよう!
白内しょうの特徴
目の中にある水しょう体というレンズが黄色くなったり、白くにごったりする「白内しょう」は、50歳代からはじまり、70歳代では10人に8人がかかっています。
光を調せつする機能も落ちてくるので、明るいところから暗いところに行ったときや、暗いところから明るいところに出たときには、ちゃんと見えるようになるまでに長い時間がかかります。
顔を動かさずに見える部分も上下がせまくなってくるので頭の上や足もとが見えにくくなります。
黄色く変化した水しょう体の目では、ちょうど黄色のセロファンを通して見たようになるので、おとしよりのばあいは、見ているものの色をかんちがいしていることもあります。
※黄色セロファンなどを使っても、だいたいの見え方を体けんすることができます。