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昔、人生50年。今や人生百年時代。

2015年6月21日

 今の50歳前後は、人生マラソンの中間点、折り返し地点です。前半人生50年の経験を踏まえて、後半人生の計画を立てる絶好の時期です。

 私の身のまわりだけでも、50代から一念発起して介護の勉強をしてケアマネジャーのリーダー格の人、写真を勉強して絵葉書のプロになった人、ビーズ細工の生徒として学びつづけ、やがて先生の助手になり、65歳を迎えた今はカルチャーセンターの先生をしている人、人生が長くなった今、50歳は第2の出発で、十分成果を試す時間があります。

 そう言えば私自身50~52歳は人生の一大転機でした。すでに女性・家族問題の評論家として活動していましたが、日本の高齢化と女性に一極集中する介護負担に黙っていられず、仲間と共に「高齢化社会をよくする女性の会」という団体を立ち上げました。その後、介護保険制度創設をすすめる側に立ち、何とも忙しいことでした。その2年後、東京家政大学教授に招かれ、若い世代と共に生きる道を選びました。忙しさは言語に絶しましたが、子育てがあらかた終わっていたこともあり、50代という元気な体力にまかせて何とか切り抜けました。全く新しい体験で、たじろぐ思いもありましたが、人生の出会いと人間関係の広がり、そこで得た珠玉のような人々のことばは一生の財産です。

 ですから50~60代は、後半人生の設計仕様書を作成する時期です。既定の路線に変更を加えるときです。青春時代のように腰がふらつかないのが強みです。

 絶対に忘れてはならないこと、それはお金の問題です。80代を迎えて私が思うことは、若いころは華やかだったのに、経済的に苦しい人が少なくないことです。女性は家庭にいる期間が長く、厚生年金などに加入期間が短く、老後経済の柱、年金が少なくなります。私は日本型BB(ビンボーバーさん)と呼んでいます。世界先進国に比べても日本は高齢女性の相対的貧困率が高いのです。

 50歳からの後半人生には生涯の生活設計を視野に入れて、ささやかでも収入につながる道を選ぶことが大切です。すでに資産のある方は、後半人生では大もうけは狙わず、手堅く増やす道を選ぶこと。うまい話はありません。人生に一度くらい「今、豊かかなァ」と思う時期がだれにでもあります。そんなとき浪費をせず、自分の老後の備えをしておきましょう。私はそんなとき入った一時払いの生命保険が70歳以降年に一度振り込まれるのでとても愉快です。

 お金にだけとらわれた人生は結局貧しいものです。しかしお金を無視した人生は無計画というものです。

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