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法律でひもとく介護事故

高齢者の介護に、家族だけでなく多くの介護職の人々が関わり、介護職としての法的立場を理解することが求められています。
利用者の権利を守るために、また介護職の人々を守るために、知っておきたい「介護に関わる法律」の考え方を9のテーマにまとめました。
なお、施設型介護事故のケースにつきましては、有料老人ホームでも同様の判断ができます。

質問

 デイサービス(通所介護サービス)に通っているAさんが、施設の介護職員の歩行介助を断り、一人でトイレに行き転倒。大腿骨頸部内側骨折の障害を負い、後遺症が残ってしまいました。Aさんは認知症ではありません。Aさん自ら介助を断っていても、職員に責任はあるのでしょうか?

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質問

 雨の日の病院の付き添いの最中に、Bさんが足を滑らせて転び骨折しました。Bさんから訴えられただけでなく、Bさんを介護するために会社を辞めた娘さんからも重ねて損害賠償を求められました。どこまで責任を負えばいいのでしょうか?

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質問

 グループホームの入居者さんに乱暴な男性がいます。普段から気をつけているのですが、職員が見ていないときに、車イスに乗っている入居者さんを、車イスから落とし、ケガをさせてしまいました。二人の入居者さんの間、また施設にはどのような責任が生じるのでしょうか?

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質問

 特別養護老人ホームで、食事介助中、のどにコンニャクをつまらせ窒息しCさんが死亡しました。誤嚥の場合、損害賠償請求が認められる場合と、認められない場合があると聞きました。どこに違いがあるのでしょうか?

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質問

 老人デイサービスセンターでデイサービスを受けていた認知症のDさんは、玄関からではなく窓から抜け出し、事故に遭ってしまいました。その窓はとても抜け出せるような高さではなく、全く想定外でした。施設にはどこまで義務と責任があるのでしょうか?

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質問

 居宅サービス事業者から派遣されたホームヘルパーが介助している寝たきり状態のEさんが、足を痛がります。
 検査の結果、大腿骨頸部骨折とわかりました。これが介助によるものなのか、介助と関係なく骨折したものなのか不明ですが、Eさんは介助によるものと言います。
 このような場合の責任はどちらにあるのでしょうか?

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質問

 地域のケアマネジャー会で開催する事例検討会で、担当する利用者さんの事例を発表しました。もちろん関係者の氏名や住所などは伏せ字にするなど配慮しました。しかし狭い地域なので類推され、家族の精神疾患などの事情が知れ渡ってしまいました。これは秘密保持違反になるのでしょうか?

質問

 居宅サービス事業者から派遣されたホームヘルパーが担当しているFさんは、同じ敷地内の息子さん一家と暮らしています。相続の問題から親子間の関係がこじれ、ほとんど行き来はない状態ですが、時々夜中に息子がやってきて聞くに堪えない暴言を吐くといいます。ヘルパーが見ているわけではないのですが、Fさんがやせ細っていきます。このまま放置していいのでしょうか?

質問

 老人デイサービスセンターでデイサービスを受けているGさんは、一人暮らしなのですが最近認知症の症状がときおり見受けられます。成年後見制度の話をしたのですが、「私はまだ大丈夫」と言います。このような場合どのような対応ができるのでしょうか?

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