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MY介護の広場トップ > 一般のみなさま > 介護予防と健康維持 > 健康インフォメーション > 風邪が長引く原因は?2つの合併症と病院へ行くべき人の特徴
掲載日:2020年1月18日
風邪は自然治癒する場合も多く、大人ならそこまで悲観せずに日常生活を送る方も多いと思います。しかし、風邪でもなかなか治らない時には病院へ行くべきか迷いますよね。
今回は、風邪によって引き起こされる代表的な合併症の症状と、病院へ行くべき人の特徴についてまとめます。
「風邪は万病のもと」ともいいます。合併症を引き起こすことで重症化してしまうことがあり、特にウイルスに対する抵抗力が弱い子供や高齢者の方はあなどってはいけません。
以下、風邪の合併症として代表的な「肺炎」と「気管支炎」の症状を挙げていきます。
発熱や咳など、風邪と同じような症状のほか、
といった症状が長く続き、いずれも風邪より重症であることが特徴です。
気管支炎では、発熱、咳のほかに
などの症状が見られます。
風邪とインフルエンザは「風邪症候群」と総称され、肺から鼻にかけての呼吸器がウイルスに感染した状態という点で共通した病気です。
インフルエンザというと、予防接種を受ける方も多いのではないでしょうか。そして、予防接種を受けたにも関わらずインフルエンザにかかってしまった経験のある方もいると思います。
実はインフルエンザの予防接種は、受けると「必ず感染しない」というものではなく、感染したあとに重症化しないための処置です。
「予防接種を受けていたのに感染したことがある。効果がない」と思っていた方もいるかもしれませんが、ただでさえ感染すると大変なインフルエンザが軽く済むことには大きな意味があります。
インフルエンザの時期になったら、できるだけ予防接種は受けた方が良いでしょう。
普通、風邪は発熱しても2~3日で回復してきます。しかし回復が見込めず、むしろ悪化するような場合は注意が必要です。
上記でも述べているように回復の兆しがあれば構わないのですが、咳こむことが多い等、日常生活を送りづらいような症状が4日以上続いているようであれば病院に行く方がよいでしょう。
気管支喘息、腎炎、糖尿病を患っている方。もしくは肺気腫、肺線維症、肺結核で病院にかかったことのある人。
また、がんで化学療法を受けている方や、自己免疫疾患(関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど)で薬による治療を受けている方は、風邪にかかりやすくなります。
寝たきりの人、超高齢者、乳児など。
これらの人は、軽い風邪だとしても病院に行くことをオススメします。
特に高齢者の方は高熱や咳などのはっきりとした症状が現れにくいため、周囲の人が気づきにくく、注意が必要です。以下のような反応が見られたら、体調を気にかけてあげましょう。
ポイントは「いつもと違う」ところです。いつもは食欲があるのに食べない時、いつもはまっすぐ座れているのに椅子や車椅子に座っても身体が傾く時は、体調が悪い場合が多いです。
赤ちゃんや小さいお子さんは、自分の体調の変化を言葉で伝えることができません。保護者の方が様子を見て、風邪のサインに気付いてあげてください。
以下のような症状をはじめ、いつもと様子が違うときには注意が必要です。
普段は健康な方であっても、風邪を引いたときに無理をすると、重症化して肺炎などを合併することがあります。風邪を引いたらできるだけ休養をとり、上記に当てはまるような症状・特徴があった方は、お近くの内科・耳鼻科・かかりつけ医を受診して、適切な治療をしてもらいましょう。
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