2.自分で発見!体の危険信号「7つのロコチェック」
(佐々木整形外科麻酔科クリニック院長
・ロコモアドバイスドクター)
体の衰えは急激ではなく少しずつ感じやすくなります。大切なのは、今の自分の状態をきちんと把握しておくこと。
何気ない日常生活の7つの動作で確認することができます。
注意
チェックであり、テストではありません。無理に試して転んだりしないように注意してください。
腰や関節の痛み、筋力の衰え、ふらつきといった症状がある場合、まず医師の診察を受けてください。
片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまずいたり、滑ったりすることがしばしばある
階段を上るには手すりが必要
15分ほど続けて歩くことができない
横断歩道を青信号で渡りきれなくなった
2kg程度(1リットルの牛乳パックが2個程度)の荷物を持ち帰るのが困難
掃除機を使ったり、布団を上げ下ろししたりなど少し力のいる家事が困難
1つでも当てはまると
7つの項目は全て骨や関節、筋肉などの運動器に関係した動作です。
1つでも当てはまるとロコモの心配があります。
日常生活でちょっと不便に感じていることがあるなら、体からの危険サインをキャッチしたと受け止め、早速次項からのロコトレ(ロコモーショントレーニング)やロコモ知らずの生活習慣を実践し、次回はチェック項目ナシ!を目指しましょう。
1つも当てはまらなくても
体を動かすことに積極的な今の習慣を続けて、運動器の健康もしっかりキープ!
ただし、ロコモの初期は痛みや不自由さを伴わないため、定期的に7つのロコチェックをして体の状態を確認しましょう。

自分で発見!体の危険信号
「7つのロコチェック」
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