3.実践してロコモ知らず「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」
監修:佐々木 信之
(佐々木整形外科麻酔科クリニック院長
・ロコモアドバイスドクター)
(佐々木整形外科麻酔科クリニック院長
・ロコモアドバイスドクター)
バランス能力を養う・骨を鍛える
片脚立ち
左右1分間ずつ、
1日3セット
1日3セット

眼を開けたまま床から約5cm片脚を浮かせ、1分間キープ。足を変えて繰り返します。
注意
1分間が難しい場合は20秒×3回などに分けて行ない、痛みが残らないように気を付けましょう。
POINT
- 姿勢をまっすぐにして行なう
- 机やテーブルなど、すぐにつかまれる物のそばで行なう
- 指や手で支えながら行なっても大丈夫。無理はしない
下肢の筋肉を鍛える
スクワット
5~6回1セット、
1日3セット
1日3セット

肩幅より少し広めに足を広げ、爪先を少し外側(30度ずつ)に開きます。

膝が爪先より前に出ないように、またお尻を引くように体をしずめます。このとき、膝が足の人さし指の方向に向くようにします。
POINT
- 動作中は息を止めずに、深呼吸するペースを保つ
- 膝への負担を考慮して90度以上曲げないように
- 太ももの前や後ろの筋肉に力が入っているか意識する
無理はしない!
スクワットは机に手をつけてもできます。

スクワットができないときは、いすに座って机に手をついて体を支え、立つ・座るの動作をゆっくり繰り返します。
※机に手をつかずにできる場合はかざして行ないます。

ロコモの予防には今よりあと10分体を動かすことが大切。わざわざ時間を作るのではなく、ちょっと工夫するだけで、いつの間にか運動習慣が身に付きます。
時間がなくても、面倒でも。
いつの間にか身に付く運動習慣。
※参考:厚生労働省「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」
- エレベーターやエスカレーターより階段を使う
- 自転車や徒歩で通勤
- 仕事の休憩時間に散歩
- 地域のスポーツイベントに参加
- 掃除や洗濯、料理はキビキビと。
家事の合間にストレッチ - 買い物は歩いて少し遠めのスーパーへ
- 家族や友人との外出は積極的に楽しむ
- テレビを見ながらロコトレまたはストレッチ
- 公園や運動施設を利用する
- 歩幅を広く、速度は速めに歩く
実践してロコモ知らず
「ロコトレ(ロコモーション
トレーニング)」
出典:「防ごう!ロコモティブシンドローム」
©社会保険出版社(無断転載を禁ず)
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