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4.こんな発言や行動の変化が見られたら...

指導・監修:渡辺俊之(渡辺医院院長・精神科医)

 老化に伴う心の変化は、さまざまな発言や行動の変化として現れてきます。動揺したり悲しんだり、家族の中にもいろいろな反応が起こるでしょう。
 しかし、大切なのは「相手の心が今、どんな状態なのか」理解しようという冷静な姿勢です。ここで、よく見られるケースにおける対応例を紹介します。

ケース1
被害妄想がある人への対応
否定も肯定もしないようにしましょう

否定すると不安や怒りを引き起こし、肯定すると現実としてとらえます。
少し話題を変えるとともに、お年寄りの恐怖感を受け止めてあげることも大切です。

ケース2
記憶障害がある人への対応
思い出せるような手がかりをつくりましょう

記憶障害を自覚している場合には、メモが有効。日常生活の予定や大切な物を入れた場所などをメモしてもらい、確認する習慣をもってもらうとよいでしょう。

ケース3
落ち込んでいる人への対応
励ましよりも、いたわりの
言葉をかけましょう

うつ病の可能性も考慮し、励ましの言葉は控えましょう。
相手のつらさをいたわる気持ちで接し、安心感をもたせるような言葉かけを。

ケース4
怒っている人への対応
怒りの原因を一緒に考えて
あげましょう

怒りで反応すると、相手の怒りをさらにエスカレートさせます。
何か思い通りにいかないで困っていることがあるかもしれません。何に困っているのか考えてみましょう。

ケース5
悲しんでいる人への対応
泣きたいときはそっとして、泣かせてあげましょう

涙は感情の浄化ですから、無理に抑えないことです。人前で涙は見せたくないという人には、ひとりでいられる場所と時間を用意してあげましょう。

「いつもと様子が違う」と
思ったら、早めに医療機関の受診を

 まず、かかりつけ医に相談を。その結果、専門的な診察と検査が必要になれば、専門医を紹介してもらいましょう。
 高齢者の心の問題に対しては、以下の機関が対応してくれるので、相談してみるのもよいでしょう。

  • 地域包括支援センター
  • 精神保健福祉センター
  • 保健所
  • 市区町村役場の精神保健福祉担当課や高齢者担当課

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