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ボディ

姿勢・猫背対策

肥満やシワの原因にも!
猫背で起こる健康面トラブル

人間は歳をとると背中が丸くなっていきます。しかし、まだ若いうちに背中を丸めて、首を前に突き出した猫背でいると「老けて見える」「自信がなく、性格が暗そう」などのマイナスイメージが......。気付いてはいるものの直したいと考えている人も多いでしょう。 特にイスに座るデスクワークが多いと姿勢が悪化すると言われています。それは背中が丸まっている方が楽だから。知らず知らずのうちに前かがみになって、猫背になってしまっている人は少なくないはずです。

実は、猫背は女性にはやっかいな健康面のトラブルを引き起こすと言われています。「筋肉のバランスが悪くなり、お腹まわりに贅肉がつきやすくなる」「老廃物やリンパの流れを滞らせるため、痩せにくい体質をつくる原因になる」など。また、通常より呼吸が浅くなりがちなので、酸素不足から代謝が悪くなったり、活性酸素が発生して、シミやシワ、たるみの原因に! 猫背の改善は、病気のリスクを減らすことにもつながるので、早めに対策を行ないましょう。

ひどい肩こりは、
猫背が原因?

姿勢が悪いということは、一日中、体のさまざまな部分に負担をかけながら生活していることになります。この生活スタイルを続けていると、今後腰、肩、膝、股関節などさまざまな部位に痛みが生じる可能性があります。

猫背によって引き起こされやすいのが「肩こり」。重い肩こりの人には猫背の人が多いと言われています。猫背のように特定の筋肉や骨に負荷が偏った姿勢がクセになると、身体がその形を覚えて骨格が変形していってしまいます。コリ固まってしまうと治すのに時間がかかるので、背中が丸まっていることに気付いたら、すぐに肩甲骨を寄せるようにして背筋を伸ばしましょう。

年配の女性に多い
「老人性円背
(ろうじんせいえんぱい)」

円背とは体の脊椎にあたる部分が何らかの影響で変形してしまっているもので、女性に多く見られる傾向があります。また「骨粗しょう症」と併発してしまうと、痛みがなくても「気づいたら骨折していた」というケースもあるので注意しましょう。

予防には、骨密度の低下を抑えることがポイントとなるため、骨を丈夫にするカルシウムの摂取を心がけることがポイントです。また、ビタミンDやマグネシウムを摂取することでカルシウムの吸収効率を高めることができるため、これらの成分が入った食事を意識しておきましょう。

しかし、無理に背筋を良くしようとするとそれが骨に悪影響を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。上半身の筋肉を軽くほぐすなどのストレッチを取り入れる程度に留めておくようにしましょう。老人性円背は骨密度の低下から発生してしまうものなので「高齢者ならかかっても仕方がない」と考えられてしまうこともありますが、日々の生活習慣を見直すことで予防することも可能です。

座ったままできる!
簡単猫背ストレッチ

どうしても猫背の姿勢になりやすいのがデスクワーク中。座ったまま簡単に出来て息抜きにもなる猫背対策ストレッチをご紹介します。

まずは、首のストレッチ。息をゆっくり吐きながら上下左右に5秒ずつ首を傾けます。そのあとに1周10秒かけて首を回していきます。左右5回ずつを目安に行ないましょう。続いて、肩甲骨回しのストレッチ。背筋を伸ばして座り、肩甲骨を内側に寄せるように意識しながら肩を10回ほど回しながらほぐします。痛みを感じる方は無理のない程度で。最後に上半身をねじっていきます。ゆっくり呼吸をしながら、左右2~5回ずつ。すきま時間に首や肩、背中まわりをほぐすことで猫背改善につながります。気分転換にもなるので、1日に数回取り入れましょう。


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