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Q2.トイレに間に合わずに、おもらししてしまったおばあちゃん

おばあちゃんはトイレに間に合わずに、
廊下ろうかでおもらしをしてしまいました。

おとしよりはこう感じるよ

だまっておかあさんを
呼んでくる

いいぞ、その調子!

 わたしたちにできることは、おばあちゃんがいやな思いをしないですむように、早く下着をとりかえて気持ちよくなってもらうことです。おかあさんがいない場合などはどうしたらいいのか、日頃ひごろから家族で話し合っておくといいですね。

「わっ、きたない」と思って
げる

本当にそれでいいのかな?

 好きでおもらしをする人はいません。また本人はとてもはずかしい思いをしているかもしれません。だれでもみんなとしをとります。また、尿にょうや便がでることは人間にとって自然なことです。おばあちゃんの気持ちになって、自分ができることを考えてみましょう。

「なぜトイレにまにあわなかった
のかな」とふしぎに思う

いいぞ、その調子!

 トイレに間に合わなかったのにはなにか原因があるはずです。 たとえば、トイレの場所がわからなくなり、トイレに行けなかったのもしれません。おばあちゃんの立場にたって考えようとするあなたはやさしい子ですね。

こんなふうにしてあげよう

 ふだん知っているはずのトイレの場所がわからなくなり、さがしているうちに間に合わなくて廊下や部屋のなかでおもらしをしてしまう場合があります。それも「認知症」が原因です。

 おばあちゃんにとって、おもらしは、はずかしいことなので、何もなかったような顔をしましょう。

 できれば、おばあちゃんの部屋からトイレまで大きな矢印のはり紙を作ったり、トイレにも大きくはり紙をしてあげるといいですね。

見知らぬ世界に迷い込むこわさ

 「認知症」が進んでくると日にちや時間、今いる場所、周りにいる人がだれなのかがわからなくなってきます。わたしたちも、ある日突然とつぜん知らない町に連れて行かれて、知らない人に囲まれて、家への帰り方もわからなかったらとてもこわい思いをしますね。おとしよりも同じです。住み慣れた家にいても、どこにいるかわからず、こわくてたまらず不安でいっぱいになります。

 ですから「今日は何日?ここはどこ?」と同じことを何回も聞かれても、はじめて聞かれたと思って何回でも答えてください。おとしよりは安心してくれます。

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