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「介護と仕事は両立できる!」

「介護をしながら仕事は続けられるだろうか?」
・・・40代以上のお勤めの方で、今現在、親の介護に直面していない人でも、その7割が、そろそろ訪れるであろう親の介護に対し、不安を抱いているといわれています。 この年代の方たちは、社会人生活のスタート時に「仕事とプライベートは別」と教えられた世代です。そのため、「介護は極めてプライベートな問題」としてとらえ、直面しても周囲に相談せず、抱え込んでしまい、精神的にもぎりぎりのところで仕事をし、ある日突然退職を申し出る、そんなことが現実におこりつつあります。

介護に専念するために退職するとどうなるのか? 仕事を辞めずに両立するポイントは?
「介護が現実となったとき、どう向き合うべきか」を考えるのは「今」なのです。
出典:「仕事と介護両立ハンドブック」
(新田香織著)

介護離職の現状

介護離職者数は?

 平成24年9月までの5年間に家族の介護や看護を理由に離職や転職をした人は48万7千人。うち38万9千人が女性でした。毎年約10万人が介護や看護のために離転職し、しかもその8割が女性なのです。

看護・介護を理由に離職・転職した人数
介護や看護を理由に離職や転職をした人数

介護が始まって離職した期間は?

 転職者(離職して転職した方、以下同様)と介護専念者(離職して介護に専念した方、以下同様)に、介護開始から会社を辞めるまでの期間を訊ねました。

◆転職者・介護専念者の5割強が1年以内に離職
  • 転職者、介護専念者ともに、5割強の人が、親が介護状態になってから1年以内に離職しています。
  • 介護専念者は男女とも12.9%の人が、介護状態になったら「すぐに」離職したと回答しており、転職者より高い割合を示しています。「すぐに」と「6ヵ月以下」を合わせた割合も、男性42.0%、女性46.4%と転職者より明らかに高くなっています。
  • 一方で、転職者、介護離職者とも、5年を超えてから辞めた人も10%程度存在します。
  • 介護開始から離職までの平均年数は、転職者、介護専念者ともに2~3年でした。
介護開始から介護開始当時の勤務先を辞めるまでの期間
介護開始から介護開始当時の勤務先を辞めるまでの期間

出典:明治安田生活福祉研究所、
ダイヤ高齢社会研究財団
「仕事と介護の両立と介護離職」(2014年)

離職の最大のきっかけは?

 何がきっかけで介護離職を決断したかについて、転職者と介護専念者に訊ねました。

◆離職の最大のきっかけは「自分以外に親を介護する人がいない」
  • 転職者の場合、「自分以外に親を介護する人がいない」とした回答が男女ともに最多で、男性22.6%、女性20.6%でした。
  • 介護専念者の場合も同様に、男女ともに「自分以外に親を介護する人がいない」とした回答が最多で、男性26.0%、女性21.3%。いずれも転職者を上回っています。
  • 兄弟姉妹数の減少や未婚化により、介護の担い手が減少し、「自分しかいない」状況になる人は今後さらに増加していくことも懸念されます。
介護離職の直接のきっかけ
介護離職の直接のきっかけ

出典:明治安田生活福祉研究所、
ダイヤ高齢社会研究財団
「仕事と介護の両立と介護離職」(2014年)

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