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介護って何?

1.介護は食事やトイレなどのお世話をすることだけではありません。

 介護は病気や障害を持った人をお世話することと考えられていた時期がありました。介護職の仕事も、食事とトイレ(排泄)とお風呂(入浴)のお世話をすることが中心に考えられていました。
 今では、介護は“生活を支えること”という考えに変わってきています。
 例えば、一人暮らしの高齢者にとっては、これまでの暮らしを大切にした生活の手助け(掃除、洗濯、食事づくりなど)が必要になってきます。
 また、認知症の人には、着がえる、お風呂に入るなどの行動をうまくできるように、声かけや見守りをすることが介護になります。介護者が声かけしながら、一緒に家事などをすることで、本人も生きがいをもった生活をおくることができます。
 一人一人の暮らしや大事にしていることに寄りそって、本人のできることを活かし、時には引き出しながら、その人らしい生活を支えることが介護の目的です。

2.家族だけで介護の負担を負うのは限界があります。

 介護は、家族が中心となって行なうスタイルだけではなく、様々な選択肢があります。
 かつては、高齢者の介護は一緒に暮らす家族(妻や嫁など)がするのが当たり前でした。
 しかし現在は、仕事を持つ女性や子どもと一緒に暮らさない家族が増えましたし、親兄弟が遠く離れた場所で生活をしていることも多くなりました。
 また、医学が進歩して、病気や障害を持ちながら長く生きられるようになったため、介護の期間が長くなり、さらに障害が重い人や認知症になる人も増え、家族が介護をするのが難しいケースが増加しています。
 このように、社会や家族が変わってきた中で、家族が介護問題を抱えこむのではなく、社会全体で支える仕組みとして2000年から介護保険がスタートしました。
 今では、介護サービス利用も浸透し、高齢者の中には、家族に負担をかけるよりも自宅や施設で介護サービスを受けて生活をしたいという人も増えてきています。
 それぞれの事情に応じて、自宅で介護サービスを利用して生活をする、介護施設に入居する、近所の人やボランティアの助けを借りるなど様々な介護のスタイルがあります。

3.本人が望んでいること、困っていることに加え、家族や専門職の考えを話しあいながら行なうのが介護です。

 以前の福祉制度においては、本人の考えや気持ちよりも行政や専門職、時には家族の考えが優先されがちでしたので、本人の望まない長期入院や一人一人の個性を大事にしない介護が行なわれていました。この反省から、現在の介護保険制度では“利用者本位の介護”が大切だと言われています。
 ただし、本人が望まないことでも、病気になったり、体力が落ちたりしないために必要なことがあります。そのため、本人や家族が気づかない専門職による支援が必要なケースもあります。
 本人と家族の考えが違うこともあり、家族と暮らしていくためには本人の思い通りにならないこともあります。
 本人の考えや気持ちを大事にしながら、どのようにすれば本人にとって一番良い生活がおくれるのかを、家族や専門職などのかかわる人が話し合い、協力しながら支えていくことが大切です。

介護は、「生活」そのものを高齢者本人の意思を尊重しながら家族だけでなく社会全体で支えるものです。

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