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介護クイズ【Q68】QOL向上のためのサルコペニア予防

年を取ると姿勢を維持する筋力が低下し転びやすくなる傾向があります。そうした加齢に伴う筋肉減少症をサルコペニアと言います。一度の転倒で大腿骨や腰椎(腰骨)を骨折し、寝たきりになるケースも少なくありません。

★それでは、問題です。
サルコペニアは筋肉量を推定することで診断できます。筋肉量は何を見て調べるのでしょうか。

A.食べる量
B.睡眠時間
C.歩行速度

■正解は「C.歩行速度」です

【解説】
サルコペニアはEWGSOP(European Working Group on Sarcopenia in Older People)という学会が評価指標を作成しています。その指標を用い、歩行速度や握力を見て筋肉量を推定します。それらが基準に達していない場合、SMI(Skeletal Muscle mass Index)と呼ばれる測定法で筋肉量を調べます。年齢相応の水準に達していないケースは、サルコペニアと判断されます。

■サルコペニアの存在を知ってQOL(Quality of Life: 生活の質)向上を!
サルコペニアは明確な基準をもとに診断することが可能です。そのため高齢者自身やサポートする人がサルコペニアの存在を知り、筋肉の衰えに気付くことがQOLの向上につながると言えます。

詳しくはこちら → 老化防止の第一歩!サルコペニア、フレイルについて知りましょう

次回もお楽しみに!

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