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介護クイズ【Q69】介護の必要性を感じるフレイルの症状

これまで健康だった人の活動能力が加齢とともにじわじわと低下することを「フレイル」と呼びます。日本では平均寿命と健康寿命の間に約10年の開きがあるとされ、この間に要介護状態になることも少なくありません。この開きを短くするためにも、フレイルから身を守ることが重要です。

★それでは、問題です。
フレイルから発展する恐れのある症状はどれでしょうか。

A.引きこもり
B.過食
C.暴言

■正解は「A.引きこもり」です

【解説】
フレイルになると、活動能力が低下して外出がおっくうになり、家に閉じこもりがちになる「社会的なフレイル」を引き起こします。そうなると気分が沈み、意欲や気力が低下し老人性うつや認知症につながる「精神的フレイル」に発展します。さらに体を動かさなくなると足腰も弱くなり、「身体的フレイル」にも陥ります。最終的にはサルコペニア(筋肉減少症)のリスクも高まるのです。

■フレイルの“下り坂”は後戻りできる
フレイルは症状がどんどん悪くなるため、要介護への“下り坂”というイメージがあります。しかし、ライフスタイルの立て直しで健康状態に近づけるケースもあります。「多様な食事を心がけ、必要な栄養をきちんと摂取する」「日常生活に運動を取り入れる」「社会とのつながりを持つ」などの取組みで、フレイルの“下り坂”を後戻りしましょう。

詳しくはこちら → 知っていますか?フレイルって何?:2.どうしてフレイルになるの?

次回もお楽しみに!

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