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介護クイズ【Q104】高齢者に多い「床ずれ」の対策とは

「床ずれ(褥瘡)」は、長時間同じ姿勢で寝ていることで血行が悪化し、全身に栄養が行き届きにくくなり皮膚が壊疽を起こす現象です。床ずれは、仙骨、尾てい骨などに多く見られ、寝たきりの高齢者を介護する家族は、寝る姿勢にも意識を傾けることが重要です。 

★それでは、問題です。
自分で寝返りを打てない場合、床ずれを防止するにはどの程度の間隔で体位変換をすればよいでしょうか。

A.2~4時間
B.5~6時間
C.12時間

■正解は「A.2~4時間」です。

【解説】
被介護者が寝返りを打てない場合は、2~4時間の間隔で体位変換をしましょう。シーツや寝間着のしわ、縫い目も床ずれの原因になる恐れがあるので 、伸縮性のあるタイプの使用がおすすめです。また、寝具は清潔に保ちましょう。

■床ずれができたら医師に必ず相談を
万が一床ずれができたら、医師に相談し適切な治療を行ないましょう。床ずれ防止には「体圧の分散」も重要なのでエアマットの使用も推奨されていますが、空気を入れ過ぎると逆効果になる危険もあります。そのため、寝具選びの際に福祉用具専門相談員のアドバイスを受けることをおすすめします。

詳しくはこちら → 介護Q&A:【体が不自由なお年寄りの身体介護】床ずれ対策

次回もお楽しみに!

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