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介護クイズ【Q155】認知症中期にみられる大声の理由とは

認知症の中期は「混乱期」。本人の行動がときに周囲には不可解に感じられ、びっくりすることも起こります。突然大声を出されると家族は戸惑いますが、それには必ず理由があるのです。理由を探って対応すれば本人も家族も困惑が減ります。

★それでは、問題です。
認知症中期患者が大声を出す理由のうち多くを占めるものは、次のうちどれでしょう。

A.SOSを求めている
B.相手を嫌っている
C.相手を困らせたい

■正解は「A.SOSを求めている」です

【解説】
何らかの助けを求めて、言葉で表現できない代わりに大声を出すことで気持ちを訴えている可能性があります。周りに気を遣うのではなく、長年の習慣もヒントに「何を求めているか」を考えましょう。

■なじんだ暮らし方の些細な情報からキャッチする
例えば、昔は「おーい」と言えば家族が新聞を持ってきてくれたのに、今では誰も持ってきてくれないという場合、その要求をうまく言葉にできず叫ぶことで気持ちを伝えていることがあります。何を求めているのか周囲が気付くのは簡単なことではありませんが、叱るのは混乱状態に拍車をかけ逆効果です。理解しようとする視点を持ちましょう。

詳しくはこちら → 認知症を知ろう :認知症 中期(混乱期)Case3

次回もお楽しみに!

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