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介護クイズ【Q158】認知症初期の高齢者が苦手な行動とは

認知症を発症すると、これまで通りの判断が一切できなくなる、という印象をお持ちの方はいませんか?  実は、認知症初期には「まだら症状」といい、正常な部分と認知症の症状が出ている部分が混在しているのです。

★それでは、問題です。
「まだら症状」にある高齢者にとって特にサポートが求められる作業は、次のうちどれでしょう。

A.財産管理
B.日常会話
C.趣味の園芸

■正解は「A.財産管理」です

【解説】
まだら症状の時期は管理できる時とできない時が混在しますので、本人だけに任せると必要以上に預貯金を引き出したり、使い過ぎなどのリスクに目が届きにくくなります。金銭トラブルを避けるため、財産の管理や通帳・印鑑など家族が管理する方がよいと感じるかもしれませんが、かえって本人の自尊心を傷つけることにつながりかねません。

できるだけ本人が金銭管理できる工夫を行ないつつ、日常生活自立支援事業など金銭管理サービスを利用するのもよいでしょう。

■大事な話をするときは、高齢者本人の体調を見計らう
財産管理や貴重品の保管が困難とはいえ、周囲の家族には高齢者の財産を守りたいという気持ちがあるでしょう。資産の有無や、通帳・印鑑の場所を聞く際は、高齢者本人が落ち着いていて、正常な判断ができるタイミングを見計らうことが重要です。

詳しくはこちら → 介護にかかわる費用:介護費用の悩み事例集 事例5

次回もお楽しみに!

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