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介護クイズ【Q204】認知症後期のNG介護の特徴とは?

認知症後期になると身体機能が落ち歩行困難になるほか、失禁や合併症、言葉が出づらくなるなどの症状が見られます。「身体」が動きづらくても「心」は動いているため、本人の気持ちを尊重した介護が重要になります。

★それでは、問題です。
認知症後期の患者を介護する際、気を付けるべきNG行動は次のうちどれでしょう。

A.無理な食事介助
B.一緒に行動する
C.自宅療養を選択

■正解は「A.無理な食事介助」です

【解説】
認知症高齢者は、身体機能の低下とともに食事量も減り、食べたくないという日もでてきます。介護者は何とか食べさせようとしがちですが、無理な食事介助は危険な場合があります。食べたいものを少しずつ食べてもらうように介助しましょう。

■生活感覚を失わない支援を検討しよう
「食べられない」「動けない」生活が続くと免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。その際「緊急入院」の措置を取ることもありますが、入院のたびに認知症が進むケースは少なくありません。周囲は入院ありきで考えるのではなく、家で生活しながらの回復も視野に入れましょう。

■本人の変化を受け入れよう
認知症が進むと、言動や見た目も変わってきて周囲の家族がつらい思いをすることもあるでしょう。しかし、本人は今の時間を「幸せ」と感じているかもしれません。本人の変化を受け入れ尊重することが、認知症後期の介護には求められます。

詳しくはこちら → 介護予防と健康維持:認知症 後期(衰弱期)

次回もお楽しみに!

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