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介護クイズ【Q44】認知症中期の症状って?

認知症中期の状態は「混乱期」とも言われ、物忘れ、人の話が理解できないといった症状が現れます。

日常的な例としては、自宅にいるのに夕方になると帰ろうとするといった症状が出ますが、この場合は「そこまで一緒に行ってみようか」と話しかけ、同調してあげましょう。

不可解な行動をとっていても、上手にかかわっていくことが大切です。

★それでは、問題です。
認知症中期の方が「お金を盗まれたかもしれない」と騒いだ場合、どう対応するのが正しいでしょうか?

A.叱る
B.静観する
C.一緒に探す

■正解は「C.一緒に探す」です

【解説】
一例として、認知症中期になると、財布が見つからないことで分別を失い、騒ぎ始めるケースがあります。そういったときに同居家族はあわてて制止したり、叱ったりしてしまいがちですが、実はそれは逆効果です。

不安や孤独感を強め、混乱状態に拍車をかけてしまうため、優しく接し、一緒に財布を探しましょう。

■3つの「ない」に気をつけよう
認知症中期の症状が見られる高齢者に接するときは、「驚かさない」「急がせない」「傷つけない」の3つの「ない」を意識した行動を心がけてください。

正面からゆっくりと話しかけ、頭ごなしに否定する、強制するといった言動は控えましょう。認知症中期の高齢者が何を体験していて、今どのようなケアを求めているのか理解する姿勢をとることこそが、適切なコミュニケーションの第一歩です。



詳しくはこちら → 「認知症 中期(混乱期)」

次回もお楽しみに!

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