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辞めない介護現場づくり

第1回 どんな人材を、どうやって採用するか?

<ポイント3>自分の成長ビジョンも語らせる機会を

公開日:2017年3月18日

 一つの職場で勤務を続けるためには、そこで「自分はどのように成長していきたいか、あるいは、していけるのか」をきちんと意識できることが必要です。できれば、応募があったときに一度現場を見学してもらい、そこでの自分の役割や仕事をしていく道筋について実感を持たせたうえで、日を改めて面接するという方法をとるといいでしょう。
 そして、面接の場では、「この現場で働きつつ、自分のどんな部分を鍛え高めていきたいか」を尋ねます。筆記試験の代わりに、自分の5カ年計画とそこで必要になる課題を表やチャートのような形で記させる方法もあります(図参照)。ここでも「何が正解か」を問うのではなく、自分の将来ビジョンについて具体的に考える習慣があるかどうかを見ます。
 自分の将来像とそこで必要となる課題解決の道筋というのは、いわば利用者のケアマネジメントに通じる思考形態です。つまり、この思考の習慣ができているか否かは、介護現場に必要な職業スキルにも通じるわけです。
 こうして採用した人材を鍛えていくのはどうしたらいいか。次回は、研修やOJTの内容いついて提案していきたいと思います。

自分の「5カ年計画」を描かせる~ケアマネジメントの要領で課題分析を~

第1回 どんな人材を、どうやって採用するか?

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