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社会参加③ 趣味・学習「趣味や特技をいかして社会とつながる!」

 健康を維持するには、1日1回の外出、週1回の交流、月1回の趣味やボランティアなどの活動を心がけると良いということが研究(※)で分かっています。

 しかし、実際にどこで、何をやるかは迷うところです。そこで、人生の棚卸しをしてみませんか。
 今まで、趣味だと思ってきたこと、好きなこと、特技...それが社会参加の道を開いてくれるかもしれません。

※東京都健康長寿医療センター研究所健康長寿新ガイドライン策定委員会 
『健康長寿新ガイドライン エビデンスブック』(2017)

健康なうちに、
趣味や特技を見つける

 仕事や子育てが忙しくて、自分自身の趣味などとても持つ余裕はなかった、という人も多いのではないでしょうか。

 高齢になると、新しいことに挑戦するにも気力や体力などが追いつかないこともあり、選択肢が狭まります。
 そのためにも、健康なときに一生続けられるような趣味などを始めることも大切です。

体験趣味をいかして
シルバー人材センターで活躍

プロフィール

「荒井 省二さん(仮名)」の写真

荒井 省二さん(仮名) 85歳

 企業を定年退職後、遠方の友人が楽しそうにシルバー人材センター(全国シルバー人材センター事業協会)の活動を語るのを聞いて、地元の市役所に問い合わせて登録した。

 園芸が趣味だったので、除草グループに入ったが薔薇を担当しないかと声をかけられ、経験もなく市の名所の薔薇園を担当することに。
 勉強を重ね、現在は、薔薇の講座を頼まれたり、市内の家庭に相談されたり、山あり坂ありの市内を自転車で駆け巡っている。

参加して良かったことは?

「園芸をする荒井 省二さん(仮名)」の写真

 薔薇のおかげで1日5,000歩から多いときは1万歩歩きます。健康維持に役立っていると実感しています。
 薔薇を通していろいろな人とお付き合いできるのもありがたいです。地域の「バラ会」にも参加してます。
 知識や技術を高めあったり、日々勉強です。薔薇に関するウェブサイトも立ち上げました。

 妻からはそろそろ引退したら、と言われることもありますが(笑)新しい品種を生み出したいという目標がありますから、まだまだ頑張ろうと思います。

趣味のつながりを見つける

市民農園を借りて野菜づくり

 市民農園は市区町村、農協、農業者、企業等が主体になり開設。小面積の農地を利用して野菜や花などを育てるための農園です。
 農園では知り合いもできやすく、採れた野菜を配るなど、ご近所などのつながりもできやすいです。

自治体のサークル活動に参加する

 地域の公共施設では、さまざまなサークル活動が行なわれている場合があります。またサークル活動だけでなく、公共施設の主催で講座や勉強会も行なっています。
 市民報などで興味のある催しが掲載されていないか見てみましょう。

シニアモデルやエキストラに申し込む

 CMやドラマで活躍するモデルやエキストラが募集されています。ボランティアの場合や、時給がでる場合などさまざまです。
 ただし業者選びにはしっかり注意を払って参加してください。

社会人向け大学院に進学

 シニアに門戸を開く大学や大学院が増えています。「シニア選抜」があったり、4年生大学卒業資格がなくても進学できる大学院もあります。
 ただし学費と体力が必要なのでその点は考慮する必要があります。

スポーツジムに通う

 民間や公営のスポーツジムのなかにはシニアに特化したプログラムや、シニア割引が設けられている施設もあります。
 同じスポーツ仲間でしたら、友人ができる可能性もあります。

若い頃にやっていた趣味を復活!

 過去に続けていた趣味を復活してみませんか。
 趣味を競い合う交流大会や地域のサークルに参加したり、趣味の会への参加やSNSで交流することで新しい仲間とのつながりも期待できます。

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