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フットケアをはじめよう

足や爪の病気

 ここでは、足や爪の代表的な病気について解説します。爪の変化や異常に気がついたら、まずは皮膚科を受診しましょう。

足の病気

足白癬(水虫)

原因 白癬菌の感染
症状 かゆみのあるものとないものがある。
放置すると症状が悪化し、爪や手、体などへ感染が広がり細菌感染症を併発することもある。
家庭で注意すること
  • スリッパを別にしよう
  • 靴下をはこう
  • 靴下は毎日洗濯しよう(家族のものといっしょに洗濯してもよい)
  • 家族が使う風呂の足ふきマットは使わず、別にタオルなどを用意しよう(風呂の水をかえる必要はない)
  • 家族に感染しないよう、触ったら石鹸で手を洗おう

ひょう疽

原因 細菌による爪のまわりの炎症。
巻き爪、深爪、ささくれなどが誘因になる。
症状 爪の周囲が赤く腫れ、痛みがある。

外反母趾

外反母趾

原因 足に合わない靴を履き続けたことから起こることが多い。
高齢になり歩くことが少なくなると、足裏のアーチが崩れて一層進行する。
症状 親指が小指の方向に「く」の字型に変形し、親指の付け根の骨が外側に張り出してくる。痛みが強く歩けないこともある。

タコ、ウオノメ

原因 圧迫や摩擦
症状 皮膚の肥厚。ウオノメは中心に芯があり、触ると痛みがある。
靴と摩擦することの多い部分にできやすい。
処置 自分で削る人もいますが完治しにくいので、皮膚科を受診しましょう。
特に糖尿病の人は必ず受診を。

爪の病気

爪白癬(爪水虫)

爪白癬(爪水虫)

原因 白癬菌というカビの一種。足白癬から爪に移行することが多い。
症状 爪が白く濁り、厚く爪の中がボロボロと崩れるようになる。

巻き爪

原因 靴による圧迫。深爪など爪の切り方で悪化することもある。外反母趾に多く見られる。
症状 親指に起こりやすく、爪の側縁先端が食い込み、周囲の皮膚が炎症を起こす。
炎症が進むと化膿し、痛みから歩行困難を起こすこともある。

厚硬爪甲(こうこうそうこう)

厚硬爪甲

原因 靴による圧迫、足の変形、内臓の病気など。
症状 爪が厚く、硬くなる。変形や色の混濁も見られる。爪白癬に似ているが、爪の中はボロボロにはならない。


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