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介護クイズ【Q156】認知症後期(衰弱期)における食事の考え方

認知症の後期では、認知機能の低下だけではなく、身体機能や食事量が低下し、歩行が困難になり、着替え・入浴・排泄が全介助になってきます。失禁や合併症が起きやすく、言葉もなかなか出なくなります。

★それでは、問題です。
認知症後期の高齢者が、食べられる量が減り、食べたくないという日も増えてきた場合、どのように考えて対応すればよいでしょうか。

A.できるだけ多く
B.好きなものを少量
C.栄養とのバランス

■正解は「B.好きな物を少量」です

【解説】
介護している人は、何とか食べて欲しいと、つい強引に食事介助をしがちです。しかし、食べたくないときに、無理矢理口に入れると誤えんのリスクが高まります。本人の好きな物を少量でも良いので口にしてもらうことを考えましょう。

■言葉や体が不自由になっても、心は動いています。
認知症が後期になると身体機能も低下して、生活全般に介助が必要なります。免疫力が衰えて感染症などの合併症も生じやすくなったり、言葉で思いを表現することが難しくなりますが、「心」は動いて周りを察知しています。

何もわからないからと、ただ放っておくのでは、寂しさとつらさが生命力を弱らせます。家族の集まりにも参加してもらい、本人の正面からやさしく語りかけるようにしましょう。

詳しくはこちら → 認知症を知ろう :認知症 後期(衰弱期)Case4

次回もお楽しみに!

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