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介護クイズ【Q206】薬で不調に?ポリファーマシーの前兆

高齢になると、服薬後に体調不良に陥るケースがたまに見られます。必要以上の薬を飲むことで副作用などの好ましくない症状が起きる「ポリファーマシー」が要因として考えられます。

★それでは、問題です。
高齢者のポリファーマシーの疑いがある症状は、次のうちどれでしょう?

A.食欲不振
B.食欲増加
C.人間不信

■正解は「A.食欲不振」です

【解説】
高齢者が脱水状態になると腎機能障害を起こしやすくなります。この際ビタミンD製剤などを服用していると血中カルシウム濃度が高まることがあります。これにより、疲労感・食欲不振・便秘に見舞われるケースは少なくありません。

■ふらつきや転倒も症状の一種
食欲不振以外にも、服用後に「ふらつき・転倒」「物忘れ・記憶障害」「抑うつ」「せん妄」などの症状が出た場合も、ポリファーマシーが懸念されます。

■ポリファーマシーの前兆を「年のせい」と見落とさないで
ポリファーマシーになっても、身体の不調を「年のせい」だからと見逃してしまうケースがあります。本人の生活に変化がないか、これまでにない症状に悩まされていないか、家族ら周囲の方々は注意深く見守りましょう。

■「お薬手帳」を活用しましょう
病院・薬局で「お薬手帳」を提示することでポリファーマシーを防げる可能性があります。

詳しくはこちら → お薬、飲み過ぎていませんか?:2.その症状、薬の影響かもしれません

次回もお楽しみに!

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