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介護クイズ【Q36】家族信託ってどんな制度?

家族信託とは、将来の介護等に備えて信頼できる家族に財産の管理・運用・処分等を任せる民事信託のことです。元気なうちに親族と信託契約を結ぶことで、安心して資産を継承できます。

★それでは、問題です。
高齢の親が所有する賃貸物件は、家族信託を結んだ子どもによって建て直すことができるでしょうか?

A.できる
B.できない

■正解は「A.できる」です

【解説】
家族信託を結んだ受託者(問題の場合は子ども)は、預貯金だけでなく、不動産や株、投資信託、国債などの資産を管理できるようになります。資産の受益者(利益を得る人物)を高齢者自身に設定すれば、存命中に財産運用から得た利益を老後資金にあてることも可能です。

■金融機関が受託者になることも可能
家族を受託者にするのが難しい場合、金融機関を受託者にすることも可能です。認知症になった後も「指定した時期から一定額を定期的に受け取りたい」など、財産の使い方を指定しておくと、金融機関がその通りに代行します。相続に関しても遺言手続き等とともに自分の希望通りに遺族に財産を残すことができます。

高齢者ご本人だけでなく、“家族全員の幸せ”を追求できるのが家族信託なのです。



詳しくはこちら → 介護に関する制度・サービス:家族信託をご存じですか?

次回もお楽しみに!

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