6.確定申告Q&A
1.高額療養費の払戻金や、保険会社からの入院給付金は申告するの?
健康保険の高額療養費制度に基づく払戻金や、保険会社から受け取る医療給付金は、収入として申告する必要はありません。
ただし、『医療費控除』を受ける場合には、支払った医療費からこれらを差し引いて計算しなければなりません。
2.昨年支払った医療費に対する払戻金・給付金が今年振り込まれた場合は?
まず、『医療費控除』の医療費は、その年に実際に支払った金額を対象としています。受診等をした時期ではなく、支払った時期が問題となります。例えば、昨年12月分の入院費用を今年1月に支払った場合は、昨年の医療費ではなく今年の医療費として扱います。
反対に、払戻金や給付金などは受け取った時期にかかわらず、支払った医療費に対して差し引きします。例えば、昨年12月に支払った医療費に対する払戻金や給付金を今年受け取った場合でも、昨年の医療費から差し引かなければなりません。
3.家族全員の医療費をまとめて申告できるの?
『医療費控除』の要件は、『自分自身・自分と生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費』ですから、申告する方がその家族を扶養しているか、あるいは同居しているかどうかは関係ありません。家族に所得のある方が複数いたとしても、一つの家計のなかで生活していれば、どなたかひとりがまとめて医療費控除を受けることができます。
ただし、『生計を一にする~』という要件に該当するかどうかは、個々の事情により異なりますので、ご注意ください。
確定申告に関する一般的な質問は「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」(国税庁)をご覧ください。
詳細については、所轄税務署に問い合わせていただくか、税理士に相談のうえ、自己責任で申告手続きを行なってください。
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