3.蒸し暑い「日本の夏」を快適に
お年寄りにやさしい素材選び
日本の夏の特徴は高温多湿の「蒸し暑さ」にあります。その蒸し暑さをしのぐには、まず空気が体表面を循環できるようゆったりとした通気性のよいデザインの服を選びましょう。
お年寄りは、皮膚の潤いが少なくなり、衣類による皮膚障害を起こしやすくなっています。
ですから直接肌に触れる衣類の素材には、体から蒸発した水蒸気を外へ逃がしやすく、皮膚表面から余分な汗を取り除く吸湿・吸汗効果の高い天然素材、例えば木綿やガーゼといった、肌触りもやさしいものがよいでしょう。
また感染症の予防のため、除菌作用のある漂白剤が使用できる素材や抗菌防臭加工された素材を選びましょう。
眠っていたゆかたから作る
快適部屋着
着ないで眠っていたゆかたを上下にわけて二部式の部屋着にリフォームしてみましょう。長いままのゆかたより着替えが楽で、動いても着崩れが少ないです。
たもとは、何かにひっかけて思わぬ事故につながりかねないので、切ってしまいましょう。上下のどちらか一方だけ汚れてしまった場合、別々に洗濯できます。
ポイント
①スカート部分
ウエスト部分にゴムを入れマジックテープをつける
②上着
4ヵ所に幅2cm長さ30~40cmのテープをつける
③上着
たもと部分は邪魔になるのでカットする

タオルや手ぬぐいで涼感アップ
肌ざわりがよく吸水性の高いタオルを2~3枚つなぎ合わせ、ソファーカバーやクッションカバーにしてみては。
ハンドタオルからバスタオルまで様々なサイズがあるので、用途に合わせて使い分けましょう。
また、手ぬぐいは季節感のあるものを選んで枕カバーにしたり、インテリアとして飾る掛け軸にしてみてはいかがでしょう。タオルや手ぬぐいだけでも簡単にお部屋の雰囲気を変えることができます。
手ぬぐいの掛け軸
タオルを使った
ソファカバー&
クッションカバー
手ぬぐいの枕カバー