4.離れてもできる見守り
離れて暮らす親を見守るサービスは、充実しています。いろいろ組み合わせて利用するとよいでしょう。
1.自治体の見守りサービス
自治体によって独自のサービスがあります。地域によっては、登録した高齢者に「見守りプラン」を作成して、ボランティアの方が、声かけや見守りをするところもあります。登録した緊急連絡先などの情報は自治体などが管理して、警察や消防とも連携を取り合い、いざという時にも備えています。
緊急性の高い病気の人を対象にした通報サービスや、比較的手ごろな料金で利用できる緊急時の通報システムを提供している自治体もあります。
また、都会での孤独死を防ぐという目的で、「高齢者見守りネットワーク」として、地域の民生委員や町内会、郵便局、清掃事務所などが見守る地域もあります。

親元の高齢者向けサービスの冊子を手に入れ、情報を集めましょう。冊子は自治体に連絡すれば送ってくれます。また、親元の地域包括支援センターを活用しましょう。地域に密着した情報を収集しておくのも大切です。
2.企業の見守りサービス
各企業の、見守りサービスもあります。
ホームセキュリティー会社による見守りでは、自らの緊急通報以外に、寝室やトイレなど毎日使用する場所に取り付けたセンサーが異常を感じると自動通報するサービスを提供しているところがあります。
牛乳配達やお弁当の宅配会社が、自治体と契約したりお客さまの緊急連絡先を登録したりして安否確認を兼ねた配達をするなど、自社の業務を活用した見守りを行なう企業が年々増えています。
3.ご近所の協力を得る
離れて暮らす自分の代わりに、親に目を配ってくれる人が必要です。夜になっても電気がつかない、郵便物や新聞がたまっているなど異変があったときに知らせてもらえるよう、ご近所、親戚などと電話番号の交換をしておくと安心です。
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