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1.高額療養費制度とは

 「高額療養費制度」とは、医療機関や薬局などの窓口で支払った医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合に、その超える金額が高額療養費として給付される制度です。
 入院の場合や慢性疾患で長期に通院したりすると医療費は高額になってしまいます。こうした高額となる医療費による患者の負担を軽減するために医療費の助成を行なう制度で、医療保険加入者は誰でも利用することができます。

どのような医療費が対象となるの

 保険適用される診療に対し、患者が支払った自己負担額が対象となります。ただし、入院時などに必要となる食事代・居住費、患者の希望によってサービスを受ける差額ベッド代、先進医療にかかる費用などは、高額療養費の支給の対象とはされません。
 また、高額療養費は、個人ごと、医療機関ごと、入院・外来別、暦月(月の1日~末日)ごとに計算し、月をまたいで治療した場合は、自己負担額の合算はできません。

自己負担額は医療費対象、差額ベッド代などは医療対象外

どこに相談すればいいの

 高額療養費制度は、複雑な計算や要件がたくさんあり、非常にわかりにくくなっています。また、今後も新しい措置がとられたりして、制度の内容が変わる可能性があります。高額療養費に該当するかどうかや医療保険によっては独自の制度を設けている場合もありますので、加入している医療保険に相談してください。
 なお、医療機関においても、医療費の支払いなど患者の経済的な相談にも応じてくれる医療相談窓口、医療ソーシャルワーカーなどがありますので相談するとよいでしょう。

医療相談窓口を利用する人

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