体位変換器
1.体位変換器とは
寝たきりの状態の人の身体の下に棒状、板状、くさび状の用具、あるいはすべりやすい布を差し込み、てこの原理を利用したり摩擦を減らすことにより少ない力で身体を動かせるように助けるものです。
また布団の下に設置しエアや電動機能により背上げを行ない、起き上がりを助けるものもあります。

2.体位変換器の導入における
注意点
寝返り介助は一定の周期で行なう必要があり、深夜の寝返り介助は介助者の負担も大きくなります。
人力の補助用具は介助者の力不足はカバーできても、頻度の問題はカバーできません。
用具の選択にあたっては、人力で行なえる介護の範囲と、行なえない範囲をよく考慮し、選択することが望まれます。
3.公的介護保険・福祉用具貸与の対象となるもの
介護保険法では下記のように定められています。
体位変換器
空気パッド等を身体の下に挿入することにより、居宅要介護者等の体位を容易に変換できる機能を有するものに限り、体位の保持のみを目的とするものを除く。
公的介護保険とサービス
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