おとしよりのための施設には、どういう種類があるのだろう

こんなにたくさんの施設があるんだね!
おとしよりのための施設
1.主に介護が必要な方のための
施設
有料老人ホーム
民間
入居するときに必要な一時金として、数百万~数千万円かかるホームから無料のホームまで、1ヵ月あたりの費用も数万円から数十万円までと、ホームによって料金のはばが大きいです。種類は、健康型・住宅型・介護付きの三つに分類されています。
グループホーム
おとしよりは、食事の
養護老人ホーム
65歳以上のおとしよりで、ねたきりなどではないけれど、だれかに手助けしてもらわないと、ふだんの生活がひとりではなかなかうまくできず、自宅で生活をするのが大変な人を対象にしています。
デイサービス
通所介護サービスともいいます。介護が必要なおとしよりが日帰りで施設に行き、食事や入浴、レクリエーション、健康チェック、日常生活のなかで必要な動作や歩行の練習などのサービスを受けます。おとしよりが友達をつくったりできます。
また、おとしよりがサービスを受けている時間は介護している家族の人が休けいできます。
小規模多機能型施設
おとしよりが自宅から施設に通い、ときには
介護医療院
病気になった後、病状は安定したものの、長期間にわたり療養が必要な人が対象の施設です。介護体制の整った医療施設(病院)で、医療・看護などを行ないます。日常生活上の介護も受けられます。
介護老人保健施設 (老健)
病院を退院したものの自宅での
医師や看護・介護スタッフのほか、リハビリテーションの専門家などのチームで、おとしよりが安心して自分の家にもどれるように手助けします。
介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム:特養)
認知症やねたきりなどのために、自分でご飯を食べたりトイレに行ったりすることができず、自宅での家族による介護が大変な人を対象としています。
食事、入浴などの生活の手助け、機能訓練(できなくなった身体の動きを少しでも回復するようにする訓練)、健康管理(病気にならないように気を配ること)などをしてくれます。
2.比較的元気な人のための施設
サービス付 き高齢者向 け住宅
おとしよりが住みやすいように、バリアフリー(毎日の生活の
介護の必要に応じて、
軽費老人ホーム
60歳以上のおとしよりで収入が少なく、家庭などの事情で自宅で生活できない人が安い料金で入れる施設です。次の3種類があります。
- A型
給食サービス付きのタイプです。 - B型
給食サービスなしのタイプです。自炊 ができる程度の健康状態であることが入居の条件です。 - ケアハウス
身体が思うように動かないなど、ひとりで暮らすには不安がある人で、家族に手助けしてもらえない場合に入れます。食事、入浴、生活相談、緊急 時の対応などのサービスがあります。
老人福祉 センター
おとしよりがいつまでも健康で明るく生活できるよう、相談にのってくれたり、運動をしたり、レクリエーションや
センターの名前は市区町村によって
老人 憩 の家
おとしよりがいつまでも健康で明るく生活できるよう、レクリエーションや趣味の時間などを楽しめて、仲間づくりにも役立つ施設です。無料または低料金で利用できます。
施設の形態は、安全に移動できるように基本的に平屋になっています。
3.介護について相談するための
施設
地域包括支援 センター
おとしよりが、できる限り住みなれた地域や自宅で介護されながら安心して生活できることをめざしています。介護だけではなく生活
また運動機能(腕や足の曲げ
地域にもよりますが、各公立中学校の区域を目安に設置されています。
社会福祉協議会
すべての都道府県・市区町村に設置され、地域の福祉をすすめるための活動を行なっている民間組織です。
地域の人たちが、住みなれた土地で安心して生活することができるように、地域住民や社会福祉関係者も参加して、各種の福祉サービスや相談活動、ボランティアや共同
※公的介護保険制度等に関する記載は2024年4月現在の制度に基づくものです。