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ステップ1 事前の準備

〈1〉おとしよりのための施設(しせつ)には、どういう種類があるのだろう。


「こんなにたくさんの施設があるんだね!」

おとしよりのための施設(しせつ)

1.主に介護が必要な方のための施設

○有料老人ホーム

民間企業(きぎょう)が運営する老人ホーム。入居する際の費用やサービス内容は運営する会社によって大きく異なります。入居する時に必要な一時金として、数百万~数千万円かかるホームから無料のホームまで、1ヵ月あたりの費用も数万円から数十万円までと、ホームによって料金のはばが大きいです。種類は、健康型・住宅型・介護付きの3つに分類されています。

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○特別養護老人ホーム(特養)

認知症(にんちしょう)やねたきりなどのために、自分でご飯を食べたりトイレに行ったりすることができず、自宅での家族による介護(かいご)が大変な人を対象としています。食事、入浴などの生活の手助け、機能訓練(できなくなった身体の動きを少しでも回復するようにする訓練)、健康管理(病気にならないように気を配ること)などをしてくれます。

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○グループホーム

認知症と診断(しんだん)されたおとしよりが5~9人の少人数で生活します。介護スタッフによる食事、入浴、トイレなどの生活の手助けや機能訓練(できなくなった身体の動きを少しでも回復するようにする訓練)を受けられます。おとしよりは、食事の支度(したく)やそうじ、洗濯などをスタッフと共同で行ない、家庭的で落ち着いた環境で暮らします。建物の形態は、一戸建てを改築したものから病院やデイサービスセンターといっしょに設置されているものなどさまざまです。

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○介護老人保健施設 (かいごろうじんほけんしせつ)(老健)

病院を退院したものの自宅での療養(りょうよう)生活に不安のある人や、機能訓練(できなくなった身体の動きを少しでも回復するようにする訓練)・看護などを必要とする人を対象とした施設です。医師や看護・介護スタッフのほか、リハビリテーションの専門家などのチームで、おとしよりが安心して自分の家にもどれるように手助けします。

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○介護療養型医療施設(かいごりょうようがたいりょうしせつ)
*介護医療院(かいごいりょういん)

病気になった後、病状は安定したものの、長期間にわたり療養が必要な人が対象の施設です。介護体制の整った医療施設(病院)で、医療・看護(かんご)などを行ないます。日常生活上の介護も受けられます。

*2024年3月までに、「介護療養型医療施設」は「介護医療院」に変わります。

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○養護老人ホーム

65歳以上のおとしよりで、寝たきりなどではないけれど、だれかに手助けしてもらわないと、ふだんの生活がひとりではなかなかうまくできず、自宅で生活をするのが大変な人を対象にしています。

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○デイサービス

通所介護サービスともいいます。介護が必要なおとしよりが日帰りで施設に行き、食事や入浴、レクリエーション、健康チェック、日常生活の中で必要な動作や歩行の練習などのサービスを受けます。おとしよりが友達をつくったりできます。また、おとしよりがサービスを受けている時間は介護している家族の人が休けいできます。

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○小規模多機能型施設(しょうきぼたきのうがたしせつ)

おとしよりが自宅から施設に通い、時には泊(と)まることもでき、さらに自宅に介護スタッフが訪問して手助けをしてくれるなど、必要に応じてさまざまなサービスを受けることができます。
看護スタッフが自宅に訪問するサービスが加わった施設もあります。

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2.比較的元気な人のための施設

○サービス付き高齢者向け住宅(さーびすつきこうれいしゃむけじゅうたく)

おとしよりが住みやすいように、バリアフリー(毎日の生活の障がい(しょうがい)になるものを取りのぞくこと)設備や、安否確認(あんぴかくにん)(けがなどをしていないか確かめる)、生活相談サービスが用意された施設(しせつ)です。介護の必要に応じて、訪問介護(ほうもんかいご)など介護サービスを利用しながら住みつづけることができます。

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○軽費老人ホーム

60歳以上のおとしよりで収入が少なく、家庭などの事情で自宅で生活できない人が安い料金で入れる施設です。次の3種類があります。

  • A型-給食サービス付きのタイプです。
  • B型-給食サービスなしのタイプです。自炊(じすい)ができる程度の健康状態であることが入居の条件です。
  • ケアハウス-身体が思うように動かないなど、ひとりで暮らすには不安がある人で、家族に手助けしてもらえない場合に入れます。食事、入浴、生活相談、緊急(きんきゅう)時の対応などのサービスがあります。

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○老人福祉センター(ろうじんふくしせんたー)

おとしよりがいつまでも健康で明るく生活できるよう、相談にのってくれたり、運動をしたり、レクリエーションや趣味(しゅみ)の時間などが楽しめる施設です。無料または低料金で利用できます。センターの名前は市町村によって愛称(あいしょう)をつけていることがあります。

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○老人憩いの家(ろうじんいこいのいえ)

おとしよりがいつまでも健康で明るく生活できるよう、レクリエーションや趣味(しゅみ)の時間などを楽しめて、仲間づくりにも役立つ施設です。無料または低料金で利用できます。
施設の形態は、安全に移動できるように基本的に平屋になっています。

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3.介護について相談するための施設

○地域包括(ほうかつ)支援(しえん)センター

おとしよりが、できる限り住みなれた地域や自宅で介護されながら安心して生活できることをめざしています。介護だけではなく生活全般(ぜんぱん)について、おとしよりや家族に対する相談・指導窓口となっていて、相談内容にあわせて必要なサービスを案内してくれます。また運動機能(腕や足の曲げ伸(の)ばし・立つ・座る・歩くなど基本的な日常生活の中で必要な動作)向上、食事の指導、食べ物をかんだり飲みこんだりする機能の向上、閉じこもり予防、認知症予防などの教室を行なっている場合もあります。地域にもよりますが、各中学校区域を目安に設置されています。

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○社会福祉(ふくし)協議会

すべての都道府県・市町村に設置され、地域の福祉をすすめるための活動を行なっている民間組織です。地域の人たちが、住みなれた土地で安心して生活することができるように、地域住民や社会福祉関係者も参加して、各種の福祉サービスや相談活動、ボランティアや共同募金(ぼきん)運動への協力などに取り組んでいます。

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※公的介護保険制度等に関する記載は2019年10月現在の制度に基づくものです。


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