年をとると身体はどう変化するのかな
おとしより(高齢者)とは、いったい何歳からを指すのでしょうか。同じ80歳でも若々しく元気な人もいますし、歩くのがたいへんな人もいます。
いっぱんてきに「おとしより(高齢者)」は65歳以上の人々のことといわれていますが、外見も行動も考え方もさまざまです。


年をとればだれでも「老化」し、ある程度身体は弱くなります。何十年も同じ身体を使ってきたわけですから当然のことですね。
ここでは、いっぱんてきに「老化」によって人間の身体がどう変化するのか見てみましょう。
- ふつう40歳くらいから目を調節する力が弱くなり、「老眼」になります。
若いときよりも、暗い所で字がよみにくくなったり、ぼやけたりします - 高い音が聞き取りにくくなります。また、早口が聞き取りにくくなります
- 痛みや温度を感じにくくなります。また、バランスをくずして転びやすくなります
- カルシウムなどが減り、骨はもろくなり、転んだときに骨が折れやすくなります
- 関節の
軟骨 がかたくなります。そのために、ひざが痛くなったりします - 筋肉がやせて、持久力も少なくなります。
また、筋肉は水分をためる場所にもなっているので脱水症状 をおこしやすくなります - 食べ物をうまく飲みこめなくなったり、かむ力が弱くなったりします。
そのために、食べ物をきちんと飲みこむことができずにのどにつまらせやすくなります
このように各器官や身体の能力が弱くなり、危険に直面したときにすぐに反応することができにくくなります。そのため事故にあいやすい、
しかし、身体は「老化」によりおとろえていきますが、おとしよりは豊かな経験を持ち、判断力にすぐれ、なにがあっても動じない存在としてたよりにされています。