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認知症の症状

認知症の症状

 ここでは主な3つの型について説明します。

アルツハイマー型認知症

 アルツハイマー型認知症では、脳の中の側頭葉(側面の下部)と頭頂葉という場所が早くから侵されます。側頭葉には海馬と呼ばれる場所があって、ここは記憶と深く関連しています。アルツハイマー型認知症では海馬の神経細胞が初期から侵されるために、記憶障がいが早くから現れます。また、頭頂葉は、空間の感覚と深く関連しているために、物の置き場所がわからなくなったり、道がわからなくなって迷子になったり、着替えができなくなったりします。

レビー小体型認知症

 レビー小体型認知症では視覚と深く関係する後頭葉、運動と深く関係する脳幹が侵されます。そのため、幻視やパーキンソン症状(動作の緩慢、手足の震え、歩行障がいなど)が高頻度にみられます。また、症状が変動しやすく、認知機能障がいが顕著にみられる時期と、認知機能障がいが目立たず比較的しっかりしている時期が交互に現れることがあります。

血管性認知症

 血管性認知症は、脳血管障がいが起こる部位によってさまざまですが、頻度が高いのは脳の深い部分の血流が慢性的に低下して起こる認知症です。この場合、記憶障がいは軽度ですが、集中力や自発性が低下し、動作が緩慢になり、感情も不安定になりがちです。

 以上のような障がいによって、さまざまな「生活機能」が妨げられるのが認知症の特徴です。生活機能には、社会生活や家庭生活に関連した生活機能と身の回りのことに関連した生活機能があります。前者には、電話をかける、交通機関を利用して外出する、金銭管理をする、服薬管理をする、食事の準備をする、掃除や後片付けをする、洗濯をする、などがあり、これを「手段的日常生活動作」と呼んでいます。後者には、入浴する、着替える、トイレを使う、清潔を保つ、食べる、移動する(例えばベッドから椅子へ)、などがあり、これを「基本的日常生活動作」と呼んでいます。認知症が軽度の段階では前者のみが妨げられますが、中等度以上になると後者も妨げられます。

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