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知っておきたい 認知症介護の心得

認知症の人と接するときは 介護うつに気をつけましょう がんばりすぎない介護の心得10ヵ条

監修:医療法人社団至髙会・たかせクリニック理事長
 髙瀬義昌
出典:「家族で実践!認知症の気づき方・接し方」
 ©社会保険出版社(無断転載を禁ず)

認知症の人と接するときは――

  1. 認知症の人は怖がりです。
    大きな音や怒った顔を
    とても怖いと感じています。

    だから

    笑顔で思いやりを込め、
    よい感情が残る接し方を心がけましょう。

  2. 認知症の人はペースが
    ゆっくりです。急かされたり、
    焦ってあわてると、混乱して、
    できることもできなくなります。

    だから

    急かさずにゆっくりと。
    本人のペースに合わせて接してあげましょう。

  3. 認知症の人は言葉にできない
    心細い気持ちを心の奥に
    かかえています。

    だから

    本人の生い立ちや価値観、性格を
    よく理解して寄り添い、悲しみや怒り、
    絶望感なども受け止めてあげましょう。
    理解して接してくれる人を頼りにしています。

  4. 認知症の人は心に傷を負っても
    それを言葉で表現できません。

    だから

    高圧的な言葉や態度をとったり、
    怒鳴ったりすると精神的な苦痛を与え、
    心理的虐待になることが。
    怒鳴らずに、いつもやさしく接しましょう。

介護うつに気をつけましょう!

介護する人が何でも背負い込んでしまわず、介護サービスの利用や、
介護者の集いに参加して愚痴の言える仲間を見つけたり、電話相談を利用したりして、介護者自身も支援者を見つけましょう。

がんばりすぎない介護の心得10ヵ条

  1. いつも笑顔で接して安心感を与えよう

  2. 本人に気づいてもらうために、先に同じ話を繰り返してみよう

  3. 困ったときに助けてくれる人を見つける

  4. 気楽に何でも話せる仲間を見つける

  5. 1日に1回は外へ出て息抜きをする

  6. 介護の失敗をしても自分を責めない

  7. もし、怒鳴ってしまった場合は、他人に話して気楽になる

  8. 家族が認知症であることを隠さない

  9. 認知症について勉強して心の余裕をもつ

  10. 10 楽しみを見つける

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