２．民間企業が提供するサービス

　昼食や夕食を定期的に自宅に届けるサービスです。手渡しか、置き配か等を選べる場合もあります。安否確認を兼ねるサービスもあります。
　普通食のほか、塩分控えめの食事や細かく刻んだ食事等、さまざまな種類を用意できる場合もあります。

　食事、洗濯、掃除、買い物、外出の介助、留守番、話し相手などの日常的な家事援助のサービスを提供します。
　ペットの世話や草むしり、外出の付き添い、24時間対応など公的介護保険では対応できない部分も幅広く支援します。

　取り付けたセンサーが日常動作の異常を感じると家族に知らせることで、高齢者を見守ります。
　テレビカメラによるもの、定期的な電話、訪問など多様なサービスが提供されており、利用者の性格や希望に合うものを選ぶことができます。

　防犯、火事対策に加え、見守りサービスや健康相談等複合的なサポートを行なうサービスです。
　取り付けたセンサーに異常があったり、緊急通報ボタンを押すと警備員が駆け付けます。

　民間救急サービス事業者や介護タクシー事業者等が行なう救急搬送・外出移送サービスです。寝台車両、看護師やヘルパーの同乗、緊急時の対応が可能な場合もあります。
　公的介護保険を利用しない介護タクシーは通院に限らず、買い物やレジャー等にも利用できます。自治体や住民参加型サービスより幅広いサービスを提供しています。

　「看護師」や「ヘルパー」の付き添いで旅行を楽しむことができます。車いすを利用している方も安心です。
　身体の状態に合った旅行計画、手配、そして当日の介助まできめ細やかな支援を行ないます。日帰りでの趣味の活動やイベントへの付き添いを行なうサービスもあります。

　公的介護保険の要介護認定を受けた方の家族が介護のために帰省する際に、航空会社が提供する割引制度です。

　スーパーマーケット等で買い物をした場合に、購入した物を自宅まで届けてくれるサービスです。
　店舗に足を運ばずにネット注文した商品を自宅まで届けてくれる業者も増えています。

　公的介護保険適用のリハビリにはさまざまな制限があります。
　公的介護保険を使わず、マンツーマンで日数や内容制限を取り払ったリハビリを提供する業者があります。訪問リハビリサービスもあります。
　同様に、制限をつけずに利用できる訪問看護師のサービスもあります。

　高齢者向けの生活用品を展示販売する店です。商品の利用方法についても説明してくれます。公的介護保険適用外の歩行しやすい靴や杖、使いやすい食器類等、さまざまな商品があります。

　家庭内事故を予防し、要介護者も介護をする人も安心して暮らせるようにリフォームを行ないます。一部を公的介護保険で利用できるケースもあります。

　身の回りの整理や遺言・相続、葬儀のことなど、いずれやってくる"その時"に備える「終活」の相談に応じます。
　また、家族に代わって病院への入院、老人ホーム等への入居の際の身元保証を引き受ける「身元保証サービス」や「死後事務サービス」等のメニューもあります。