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辞めない介護現場づくり

第4回 退職の連鎖を断ち切るための方策

<ポイント1>退職連鎖の背景をきちんとつかもう

 一人が退職すると、伝染したように退職者が続く光景が見られます。介護現場のように、慢性的な人手不足が課題となる業界ほど多く、しかも近い将来に現場を支えてくれるはずの「若手」人材ほど退職が目立つ傾向にあります。
 こうした退職の連鎖は、どこかで押しとどめないと、現場の体制そのものが崩壊しかねません。まず大切なのは、「なぜ連鎖するのか」という背景を明らかにすることです。
 退職が連鎖する背景は、大きく分けて二つあります。
 一つは、ぎりぎりの人員配置などで業務を回している場合、誰か一人が辞めた後の引き継ぎや人員の補充がうまくいかないまま、残された人材で業務が行われている場合です。その場合は残されたスタッフの負担が一気に重くなってしまいます。いわば「ドミノ倒し」のように業務負担が重なっていくわけです。
 もう一つは、現場に何らかの問題があるということです。誰かが辞めた後もその問題が放置されていれば、現場の従事者に「組織は何もしてくれない」というあきらめの気持ちを起こさせます。
 つまり、退職者を「氷山の一角」に例えるなら、もっと多くの潜在的な退職希望者は水面下に広がっており、組織が何もしなければ、水面下の氷山が次々と頭を出す事態を招くことになります。水のたまったダムが「蟻の一穴」から崩れる状況に似ています。
 現場から退職希望者が出た場合、まずこの二つを念頭におき、組織全体で課題の解決に取り組むことが求められます。

第4回 退職の連鎖を断ち切るための方策

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