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辞めない介護現場づくり

第5回 従事者の不安を払う、組織の労働法理解

<ポイント1>なぜ、労働法を熟知することが大切なのか?

 社会一般の介護現場へのイメージは、決して芳しいものとはいえません。例えば、「夜勤が多い」「賃金が低い」「腰痛などのリスクが高い」「現場が常に人手不足で慌ただしいため、育児休業や介護休業などが取得しにくい」といった声ばかりが聞こえてきます。
 そのため、介護業界を志す人の多くは、「労働環境が厳しいところ」という固定観念を抱いており、それが職務に対して及び腰の姿勢を生み出す原因にもなります。また、こうした働く側の心理的な不安定さが、離職を増やす遠因ともなっています。
 このような状況の中、平成24年度に改正された介護保険法では、「介護サービス事業者の労働法規の遵守」に関する事項が盛り込まれました。例えば、労働法規に違反した事業者は、罰金刑の執行が終わるまで、新たなサービス事業の指定やその更新などが受けられなくなりました。悪質な場合には、指定取り消しという罰則を受けるということにもなります。このように、労働法規を軽んじれば、事業の存続さえ危うくなるという改定内容です。
 また、介護職員処遇改善加算においては、やはり労働法規の遵守が要件の一つとしてあげられています。加算がつけられないとなれば、職員の賃金は上がらず、離職に拍車をかけることになりかねません。こうした点をふまえるならば、組織として労働法規を遵守する風土づくりは、安定的な介護保険事業を続けるうえでの欠かせない条件ということになります。

第5回 従事者の不安を払う、組織の労働法理解

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