いいかげんがいい
- 著者名:鎌田實
- ISBN:9784087814057
- 出版社名:集英社
- 価格:952円(税抜き)
- 発売日:2008年10月24日
一般的に日本社会では、「いいかげん」は嫌われ、「がんばっている」ことが美徳とされてきました。著者は長野県の諏訪中央病院で院長として、地域と一体になった医療や、患者の心のケアも含めた医療に携わってきた著者は、そんな社会だから幸福感を感じにくいのかもしれないと言い、「無理しない、こだわりすぎない、よくばらない、つっぱらない、頃合いに融通をきかせる、ほどほどに」というたくさんの意味をもつ「いいかげん」という言葉のなかに、「今を楽しんで生きる」とか「いい人間関係がある」などの大切なことが隠れていると言います。
「いいかげん」をすすめる著者自身はとても「がんばってしまう」タイプで、仕事に全力投球するあまりパニック障害になりかけたこともあります。その経験から「ひとりの人間のなかに、がんばる自分と、上手にがんばれない自分がいていい。弱さは、強さをもつ自分になるために必須のもの」と気付いた著者が、介護についても「がんばらない」ことを静かに語りかけています。
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