記憶が消えていく-アルツハイマー病患者が自ら語る-
- 著者名:一関開治
- ISBN:9784576051437
- 出版社名:二見書房
- 価格:1,500円(税抜き)
- 発売日:2005年9月
本書は53歳にして若年性アルツハイマー病を患った北海道雨竜郡北竜町の元町長の不安や戸惑い、妻や子への想いをつづった本です。本人はすでに文章を書くことができないため、この本は本人と家族、関係者の証言を再構成する形でまとめられています。49歳で町長に抜擢された著者は、町民からの信頼もあつく、仕事にやりがいを感じていました。しかし50歳を過ぎたころから、スピーチで失敗したり、スケジュールが覚えられなくなったりします。
最初は疲れのせいと思いますが、検査の結果、病名を告げられます。著者は、自分が病気であり、記憶が薄らいでいることも、できないことが増えていくことも、しっかりと認識しています。「先のことを考えてあれこれ悩むよりも、今の時間を大切にしたい」と妻は言います。病気を受け入れ、生きていこうとする家族の姿が描かれています。
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