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人間の煩悩

  • 著者名:佐藤愛子
  • ISBN:978-4-344-98428-8
  • 出版社名:幻冬社
  • 価格:780円(税抜き)
  • 発売日:2016年9月30日

 2016年、92歳の佐藤愛子さんのエッセイ『九十歳。何がめでたい』(小学館)が7週連続でベストセラー1位となり話題を集めました。さらに、本書「人間の煩悩」も発売以来増刷を繰り返し、半年後には11刷、20万部を突破しています。
 なぜ、こんなにも読まれているのでしょうか。
 佐藤愛子さんのエッセイは、「昔はよかった」というノスタルジーではありません。「自分たちが信じてきた価値観は現代では通じないかもしれない。でも、言いたいことは言わせてもらいますよ」という、時代にこびない毅然とした態度に、共感を覚える人が多いのではないでしょうか。
 本書は、著者が過去に書いた作品を抜粋し1冊の本にまとめたものです。佐藤愛子さんが、今こそ読んでほしいと選んだエッセイは、人間の本質を的確に突き、時を経てさらに輝きを増しています。「この世は不平等にできている」「無垢な人は無敵である」「損得で生きる人生は不幸」「愛される老人になんかなりたくない」等々、100を超えるテーマで書かれたエッセイは、タイトルからも著者のエネルギーが伝わってきます。

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