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寿命が尽きるか、金が尽きるか、それが問題だ

  • 著者名:こかじさら
  • ISBN:978-4-86621-432-0
  • 出版社名:WAVE出版
  • 価格:1,500円(税抜き)
  • 発売日:2022年11月19日

 介護生活が10年、20年と長期化することも珍しくない昨今、高齢の両親を抱える家庭にとって、誰が介護を担うのかは切実な問題です。さらに親の介護で費用がかさみ、親の貯金だけでなく、自分の貯金さえも尽きてしまう状況の人が増えているといわれます。

 フリーライターの著者が、故郷にUターン移住した先に待っていたのは、92歳の老父と90歳の老母、そして子どものいない88歳の叔父叔母夫婦、合わせて360歳の4人の高齢者を世話する日々でした。その毎日は、長い会社員時代の経験も、今まで得たスキルも、さらには自分が考える常識も理屈も全く通用しません。
 著者は、介護の大変さ=下の世話や入浴介助だろう、と思っていたといいますが、予想は覆り、これでもかと次々と思いも寄らない事件が勃発します。
 判断力や理解力の低下、感情のコントロールがきかない、など些細な出来事の積み重ねに神経がすり減っていく...。介護をしたことがある人は共感するのではないでしょうか。

 1人でもたいへんなのに、4人の世話となると「私のほうが先に死んでまうやろ!」と言いたくなるほどの想像を絶する大変な介護生活。親の寿命もみえず、財布もいつまで持つのかと心配な日々...。
 家族愛もきれいごとも一切通用しない、それでもめげない、著者の介護体験は、現在介護中の人にとって、どんな高邁な理論よりも勇気づけられるに違いありません。

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