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二極化する高齢者住宅 商品、価格、リスク、ノウハウを見抜く

  • 著者名:濱田孝一
  • ISBN:978-4-7634-2022-0
  • 出版社名:花伝社
  • 価格:1,700円(税抜き)
  • 発売日:2022年8月25日

 高齢者住宅を選ぶ時、多くの高齢者・家族は、「終の棲家」にしたいと考えるのではないでしょうか。ある程度の医療行為が必要になっても、できれば入院せずに住み慣れた高齢者住宅で介護してもらいたいと願う家族は多いでしょう。
 「残念ながら、サ高住・介護付・住宅型問わず、本当に重度要介護・認知症になった時に住み続けることのできる高齢者住宅は、全体の二割程度しかありません」と著者の濱田孝一氏。
 その背景の一つとして、「素人事業者」の増加をあげ、高齢者住宅を選ぶ時は、まずは「素人事業者を選ばないこと」が最も大切だと言います。

 著者は経営コンサルトとして、また社会福祉士、介護支援専門員として、長年高齢者住宅や介護ビジネスに関わってきました。
 そのプロの視点から、「プロの事業者」と「素人事業者」はどこが違うのか、また「入居してはいけない高齢者住宅」について、具体的なポイントをあげながら丁寧に説明しています。
 例えば事業者が言う「看取り、医療、認知症何でもOK」は、実際は大変な労力を伴います。それを標榜している場合、事業者が現実にどのような対応をしているのか、何をみれば判断できるのか、「施設のチェック方法」も詳しく書かれています。

 「子ども・家族の役割は『介護』ではなく『生活環境整備』」さらには「高齢者・家族が賢くならなければ高齢者住宅の健全な発展はない」という著者の言葉が心に響きます。

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