恍惚の人

- 監督:豊田四郎
- 原作:有吉佐和子
- 脚本:松山善三
- 出演:森繁久弥、小野松江、田村高廣、高峰秀子
1973年の大ヒット映画。認知症をテーマにした日本で最初の映画です。この40年間に、家庭でも介護の現場でも、認知症に対する認識は大きく変わりました。しかし、時代を経ても変わらない老人問題に正面から取り組んだこの作品は、今日の高齢社会にあっては一層の輝きを放つ秀作といえましょう。
映画では、森繁久弥演じる「おじいちゃん」の認知症が進んでいく様子と、彼を看護する家族の様子、なかでも嫁との心の交流をたんたんと描いています。しかし、家族の介護が「正しい」かとか、福祉の状況は「正しい」かという価値判断は決してされません。
「介護」をテーマにしたというよりも、認知症にかかった「おじいちゃん」がいる「家族の物語」です。
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