認知症 明日へのヒント -800万人時代を共に生きる

- 著者名:読売新聞「認知症」取材班
- ISBN:978-4-12-004414-4
- 出版社名:中央公論新社
- 価格:1,500円(税抜き)
- 発売日:2014年2月10日
長寿国日本に生きる私たちにとって、もはや認知症は人ごとではなく誰でも発症する可能性があります。
本書は読売新聞に連載された記事を1冊の本にまとめたもので、連載時から大きな反響を呼び、2013年度「ファイザー医学記事賞」の大賞を受賞しています。
内容は、「長寿国の現実」「本人や家族を取り巻く環境」「高齢者施設や医師等の取り組み」を柱に、介護状態になった場合に難しくなる選挙権や財産管理など社会的な課題にも言及。さまざまな角度から認知症を取りあげ、丹念に取材し実態を浮き彫りにしていきます。
なかでも、認知症になった当事者の声を取りあげた多くの事例は、認知症を理解する上で貴重な内容になっています。
また、医師など専門家への取材を通じて、介護予防、治療、薬などの最前線も書かれています。
しかし、本書は悲観的な現状把握にとどまりません。介護現場を支える町ぐるみのサポート、支援グループの取り組み、そしてより良い介護のヒントを海外事情から探るなど、認知症を支える社会のありかたを模索しています。認知症の当事者にも読んでいただきたい1冊です。
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