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ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

  • 著者名:長谷川和夫、猪熊律子
  • ISBN:978-4-04-604499-0
  • 出版社名:(株)KADOKAWA
  • 価格:1,300円(税抜き)
  • 発売日:2020年4月5日

 「今日は何年の何月何日ですか?」認知症診断のときに必ず聞かれる言葉です。日本中で広く使われてきた認知症機能検査「長谷川式スケール」の開発者である長谷川和夫さんは、2017年に自ら認知症であることを公表しました。

 これまで何百人、何千人もの患者さんを「専門医」「研究者」として診てきた認知症の権威が、実際に認知症の当事者となってわかったことを伝えたい、と著したのがこの本です。
 さらに体験だけでなく、認知症の人が見ている世界、予防策、歴史的な変遷、超高齢社会を迎える日本で医療が果たすべき役割までを網羅しています。

 著者は現在92歳(1929年2月5日生)。「残り時間を認知症になった自分が、認知症の人や家族が暮らしやすく、生きやすくなるためにお役に立てたい」と、集大成として書かれています。

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