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心のお医者さんに聞いてみよう 家族で「軽度の認知症」の進行を少しでも遅らせる本 正しい知識と向き合い方

  • 監修者名:内門大丈
  • ISBN:978-4-8047-6388-0
  • 出版社名:(株)大和出版
  • 価格:1,400円(税抜き)
  • 発売日:2022年4月30日

 認知症にまつわる深刻な情報や、完治する薬がいまだないことなどから、認知症と診断されると本人だけでなく家族の不安も大きいことでしょう。しかし近年、研究も進み科学的根拠に基づいた、認知症の発症や進行を遅らせる方法も分かってきました。

 本書は、アルツハイマー型認知症の進行ステージ(病期)を6段階に分け、比較的軽度の認知症における家族の対応に焦点をあてています。
 「目の前の相手は未来の自分」だとイメージし、家族が積極的にかかわることで進行を緩やかにする方法を提案しています。
 また著者は、家族が「世話をする」ことが「かかわる」ことではないと明言します。本人がまだできることでも「危ないからやめて」などとイライラして代わりにやってしまった場合、本人はまた叱られると落ち込み、意思や意欲を奪うこともある、など事例は具体的です。

 認知症の当事者に対しては、認知症の発症・進行を遅らせるためのポイントを23項目にわけて説明しています。椅子を使って行なう下半身のレジスタンス体操や、脳の各部位を活性化するおすすめ脳トレなど、すぐにでも日常生活に取り入れられそうな情報が満載。

 認知症は「治せない病気」ではあるが、「不幸になる病気」ではない。薬剤より「人薬」が効果的、など前向きで元気をもらえる1冊です。

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